■ 嘘の嘘はほんとう? ■



「マオ、今日はとっておきのおやつがあるんだ。」

「ボクには嘘なんて通用しないから、わざわざ嘘なんてつく必要がわからないなァ」

「嘘ではないぞ、俺の心をよく読んでみろ。」

「あっほんとだ、ほんとだねルル!ケーキ買ってきたの!?
なんで?今日は誰の誕生日でもないんでしょ?」

「そうだな。今日は嘘つき記念日だ。」

「はぁ?何言ってんの?」

「お前の為のな。」

「…ふーん…よくわかんないけどまぁいいや。早く食べようよ。
しーつーも呼んでさ!しーつーは甘いもの好きかなぁ?」

「どうかな。ピザの方が嬉しがるんじゃないか?」

「しーつーが喜ぶならピザにしなよ」

「まぁそう慌てるな。ナナリーも呼んでな。咲世子さんにお茶を淹れてもらおう。」

俺はキッチンの奥に居る咲世子さんに目配せをして合図する。

(……マオ、お前の世界には嘘つきなんて居ないんだ。
だから今日ぐらいはな…お前の為に嘘ぐらいついてやる。)

「ルルは嘘つきっぱなしじゃないか」

「そうか…そうだったな…俺は…」

「嘘はいけないんだよ、嘘は!」

咲世子さんがお茶を淹れる後ろで、
マオがソファーに置かれたクッションをぼすぼすと殴っていた。
少し呆れた表情のC.C.が、いつの間にか茶の間に現れたところだった。





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投げっぱなしな上に続きません(どーん)
4/1にエイプリルフール企画でブログで公開したものでした。
嘘に執着しているルルと、嘘を聞き飽きたマオは
嘘に対する思いが対照的だと思うのです。   2008.04.01 公開






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